こんにちは。ゴリラ会長です。もうすぐ4月になり、新年度が始まりますね。転勤して新しい会社でのスタートされる方も多いのではないでしょうか。その際に確認しておきたいことの一つが勤め先の年金制度になります。このことを確認することで老後に大きく影響してきますのでしっかり確認しておきましょう。
今回は企業の年金制度についてわかりやすく解説します。
企業年金って?
企業年金というのは結論、退職した後に企業が我々に払う年金のことです。当初は定年後の生活を支えるために退職金を分割して払っていたところから始まったとも言われています。年金と退職金は受け取り方が一括と分割で選べるとされています。
公的な年金とは違うの?
結論、違います。日本の年金制度は3階建てと言われており、以下のように分かれています。
1階:国民年金
2階:厚生年金
3階:企業年金
1階は国民年金(基礎年金)であり、20歳以上60歳未満のすべての人が加入するものです。保険料は一律であり、保険料の納付期間に応じて年金を受け取ることができます。2階は会社員などが加入する厚生年金になります。保険料や年金額は収入によって変動します。これら1、2階部分は生涯受給することができ、公的年金とも言われています。そして3階は企業年金であり、企業側の任意の制度になります。
勤務先によって異なるんですね。
金額であったり、給付期間というのは基本的に企業側が決めており、いくつかの制度を併用したなど従業員が選んだりできるところもあります。制度の種類は大きく分けて二種類あります。それは将来に受け取ることができる年金額が決まっているタイプと決まっていないタイプです。
金額が決まっているタイプ
まず初めに年金額が決まっている確定給付企業年金についてです。これまで働いていた人が60歳に達すると勤続年数に応じた年金額が給付されます。あらかじめ年金額が決まっているので確定給付型と呼ばれています。全体的に見ると給付期間は10年以上が比較的多いようです。
後から給与を受け取るようなものなの?
結論、その通りです。企業側は将来の年金の給付のための準備としてお金を積み立てます。このお金は事業などには使用せず、別で管理されるため、株や債権などで運用しています。ですので、従業員1あたりの積み立てたお金よりも多い金額の年金を受け取ることができます。ですが、その逆の場合は企業が不足分を負担して約束通りの年金を支払います。
金額が決まっていないタイプ
金額が決まっていないタイプとしては企業型の確定拠出年金と呼ばれます。確定給付型と異なる点としては毎月企業は年金の原資を拠出し、その原資を従業員が運用する点です。従業員は企業が用意した投資信託など金融商品を選択し、運用することでのちに年金として受け取ります。ですので、年金額は運用成績によって変動してきます。
運用に失敗したら年金が減ってしまうんですか?
結論、その可能性はあります。ですが、運用方針は従業員自身が決めることが可能です。定期預金などの元本を補償するものもあります。しかし、元本確保型の商品ではインフレによってお金の価値が減少してしまう恐れがあります。ですので運用期間が長い若年層などは今後大きな値上がりが期待できる商品を扱っている投資信託などで運用するのが望ましいと言われています。
勤め先に年金制度がないと不利ですね
ですが、個人で別に積み立てておくiDeCoなどもあります。そうしたものでも企業年金と併用することが可能ですのでそちらも使用することをお勧めします。iDeCoであれば運営手数料0円の松井証券がお勧めです。ぜひ興味がある方は見てみてください。
まとめ
企業年金というのは結論、退職した後に企業が我々に払う年金のこと
公的な年金とは違い、3階に分かれている
1階:国民年金
2階:厚生年金
3階:企業年金
企業年金には給付額が決まっているタイプと決まっていないタイプがある
ここまで読んでもまだ不安だなと思う方は無料で相談もできますので何でもお気軽に聞いてください。
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