5月1日、外国為替市場では円相場は一時1ドル=153円と1時間で157円から4円もの急騰が見られました。
そのわけとは、2つ考えられるため、この記事ではその2つについて解説していきます。
4円もの急騰を見せた理由
米連邦準備制度理事会(FRB)の決定
一つ目は米連邦準備制度理事会(FRB)が政策金利を6会合連続で据え置くことに決定したことが考えられます。
パウエル議長は
「経済活動は堅調なペースで拡大している。インフレ率はこの1年で和らいでいるが依然として高い水準だ」
と声明を表し、この数か月間、2%の物価目標に向けたさらなる進展はみられないと発言しました。
その結果から政策金利を現在5.25%から5.5%までと23年ぶりに高いままに据え置くことに決定しました。
パウエル議長は記者会見で
「インフレ率が持続的に2%に向かっているという確信が得られるまでは、利下げをすることは適切でないと考えている。ことしに入ってからのデータからは確信が得られていない。確信を得るには、以前の予想よりも時間がかかると思われる」
と述べ金利の利下げには慎重な姿勢を見せました。
為替介入の見方も
二つ目は、為替介入をしたのではないかとの見方も広がっています。
ですが、日銀は正式には公表しておらず、神田財務官もノーコメントと発言しました。
まとめ
今後ともアメリカが利下げをしない限り、円安は加速していくものと考えます。旅行する者にとっては早く円高になってほしいと望む方もいるかもしれません。今後の動きにも注目ですね。
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